「パラグライダーって何?」

あなたの疑問にお答えます!

[パラグライダー] [歴 史] [安全性] [体重性別とハンデ] [服 装]
[仕組みと構造] [操縦方法] [楽しみ方]

 パラグライダー

 遠い昔から人は飛ぶ鳥を見て、大空への憧れを抱いてきました。現在の航空機の発達もその成果です。しかしもっとシンプルに自由に飛び廻りたいと願う人々の夢をかなえる乗り物が現れました。それがパラグライダーです。パラグライダーは15sほどの装備で収納性に優れ、操作には特別な運動能力の必要もありません。

 歴 史

 パラグライダーの歴史は以外と新しく70年後半、フランスの登山家が下山の道具として、スカイダイビング用のパラシュートを使用し山の斜面から離陸したことが始まりと言われています。85年頃にはヨーロッパ各地にメーカーやスクールが誕生し、機材の改良や素材の開発か進み現在の形になりました。パラグライダーは生まれて10数年の新しい空の遊びです。

 安全性

 地上の乗り物と違い、空を飛んでいるのですからそれなりのリスクはあります。スカイスポーツの中では比較的に安全と考えられているパラグライダーですが油断は禁物。そのためにも必ずスクールに入って正しい知識と技術を学ばなければいけません。

 体重性別とハンデ

 パラグライダーにとって、皆さんの体重は重りです。軽すぎると飛行が不安定になってしまいますから最低でも30〜35s位は必要です。機材は体重に合った数サイズが用意されているので心配ありません。また細かいサイズの機体が設定されているので、性別や体格による技術の差も最小限です。パラグライダーの愛好者は、大学生から定年を迎えたベテランまで様々な職種の皆さんに楽しまれています。もちろんその中には女性パイロットもたくさんいます。このことからもパラグライダーが老若男女を問わず、長く楽しめるスポーツだと言うことか理解頂けるでしょう。

 服 装

 慣れないキャノピーに引きずられることもあるので、天候に関わらず肌の露出が少ない服装がお勧めです。靴は足首をしっかり保護したハイカットで、歩きやすいトレッキングシューズが良いでしょう。また細いラインや転倒時の擦り傷防止に薄手のグローブが必要です。それ以外のパラグライダーの特別な装備はスクールで準備しています。

 仕組みと構造

 翼の前縁にあるエアインテークから空気が入り、袋状に閉じられた翼の中で圧力をかけます。この圧力「ラム圧」によってキャノピー(翼)が形作られます。ラム圧によって形成されたキャノピーによって、翼付近を流れる空気は上面と下面に分かれます。この時キャノピーの上面と下面で流れる速度に差が生じ、この時発生する揚力によってパラグライダーは飛行するのです。

 操縦方法

 キャノピーからのびたたくさんのラインが左右のライザーで束ねられ、カラビナを介してハーネスに接続されています。パイロットはこのハーネスに座って操縦します。操作はコントロール(ブレーク)コードと呼ばれる、翼の後縁からのびたラインで行います。右(左)に曲がりたい時は、右(左)のコントロールコードを引けばよいのです。パラグライダーではこのコントロールコードの操作により、自動車のハンドル・アクセル・ブレーキなどの全ての操作を行います。

 楽しみ方

 パラグライダーのライセンスを一度手にすれば、空という無限の広がりの中で遊ぶ権利を手に入れたようなものです。自分のペースで思い切り楽しんで下さい。日本中のエリアを飛びまくるも良し、海外フライトを目指すも良し、カメラ片手に空から見た世界を撮りまくるも良し、大会を目指してトレーニングを積めば世界大会だって夢ではありません。大切なのは、自然を理解し、その中で遊ばせてもらっているという謙虚な気持ちを失わないことです。そうすれば、大空はいつまでも私たちに無限の楽しさをプレゼントしてくれるに違いありません。

 スクールに入ろう

 スクールは、空に憧れを持つ皆さんが安全にパラグライダーを楽しんで頂ける場所です。各地から集まった仲間がたくさんいます!
さあパラグライダースクールに入りましょう。