冬期は、ツアー目白押し第17回菅平カップは・・・国内初スノーバイクスクール開校!!■スノーボードスクールは、9シーズン目に突入!!Newハーネス登場ニーュース&インフォ クリスマスパーティースケジュールチェックスタッフルーム
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菅平も素晴らしい紅葉のシーズンも終わりこれからは本格的な冬のシーズンが始まる所です。振り返れば夏は既に記憶に新鮮さが失われ心身共に冬に備える準備を始めています。

日本には明確な四季が有り僅か4ヶ月ごとにそれらが訪れそして、去って行きます。私達の体のシステムもその度にスイッチを入れ替えるが如く徐々にその温度や湿度に順応する為バランスを取る努力が繰り返えされいるのです。季節の変わり目には体調を崩し易くなるのはその為なのでしょう。仕事柄その季節の変わり目を”心身ともに”感じる事が出来ます。そして、それは生きていると言う実感をより感じる事が出来る事だと考えています。

私にとっては野外活動自体が正に生きていると言う実感を感じさせてくれる要素なのです。

しかし、この20年間で悟った事は外に出る為には大いに事務作業に追われる事です。つまり、良く仕事をして大いに遊ぶ事が生きている実感につながると言う事です。”外で”会いましょう!  中台章 

 

空は高くなりススキが揺れ、山は極彩色に染まりました。赤や黄色に染まった木々の上をボーっとしながら飛ぶのは格別に気分のよいものです。世間では今年も景気が悪いのインフレだのテロだ戦争だとため息をつきたくなるようなニュースばかりが目立ちました。いったい来年になったらどんな凄いことが起きてしまうのだろうかと少しドキドキしてしまいます。  栗島信之

 

紅葉が毎日少しずつ山の表情を変え、ダボスでは連日冬支度の草刈機が軽快な音を立てています。この時期自然の中に居ると、日に日に冬の訪れを感じます。冬の間も、皆さんが楽しめるよう企画していきたいと思っています。寒くなったからといってパラをしまわずに、いて下さいね。 小松潤

 

いよいよ菅平・須坂もラストスパートですね。それぞれの目標に向かって頑張ってください。特にマスターコースの方は、初高高度フライトを済ませておけば、冬期スクールで近郊のエリアで飛べるからなね・・・。東京ショップでは、只今、スノーバイクスクール・スノーボードスクール開校準備と・・・冬の準備に追われる毎日です。特に初めてのスノーバイクスクールは、不安と期待が入り混じり、スノーボードスクールを立ち上げた、頃のことを思い出します。それだけに新鮮な気持ちでいっぱいです。またスノーボードスクールは、9シーズン目を向かえ、今年は公認学校として、更なる活動を展開していきます。菅平は夏と冬では景色も雰囲気も全く違います。冬の菅平にいらした事のない方は、是非一度お越しください。   武山勝

初心に返る by武山勝

皆さんは、パラグライダーをはじめた頃のことを覚えていますか?上手くできなかった悔しさ、純粋に空をとぶことの楽しさ、などなど。長くやっている人ほど、そういったものを忘れているのではないでしょうか。

 

私もスノーボードをはじめて、早9年になります。ここ数年の用具の進化は目覚しく、今ではちょっと頑張れば、誰でも簡単にカービングターンを描くことができます。また用具の進化に伴い、技術の向上も目を見張るものがあり今ではフリースタイルボード(ソフトブーツ)でもアルペンボード(ハードブーツ)に勝るとも劣らない、スピードやターン弧を描く事ができます。私自身どうにかこうにか技術の向上をしてきました。でも上手くなればなるほど、純粋なスノーボードの楽しさや悔しさといったものを忘れてしまった気がします。

 

今、いろいろとチャレンジしていることがあります。それは、これまでほとんどやっていなかったエアーやハーフパイプ、そしてフェイキー(後ろに滑ること)などの技術を練習することです。エアーやハーフパイプでは、恐怖心からか上手く飛べず、転びまくっています。フェイキーでは、もっと上手くいかず、まるで初心者のような状態です。これがほんとうに悔しく、そしてはじめた頃の純粋な楽しさを思い出させてくれています。

 

皆さんもパラグライダーをはじめた頃の、純粋な楽しさを思い出してみては、如何ですか。たとえば菅平で立ち上げを行う、たまにはFDを使ってフライトを行うなど。普段はいとも簡単にテイクオフできるのに、なかなか飛べないかもしれませんよ。でもきっと初めて飛んだときの、楽しさを思い出させてくれるはずです。そしてパラグライダーの楽しさをきっと再確認できると思います。

 

つい最近気象庁がホームページ上でより多くの気象データを掲載しデータベースとして活用出来る更新が行われた。民間の気象会社が下を巻く程の出来栄えである。今回は、これを記念?して菅平での気象データを自分なりに資料にしてみようと考えたのだ。子供の頃から気象や地形に興味が有る私に取っては、正に宝の箱である。個人的には無人島に行くなら地図と気象データが有れば当分は楽しめるのである。

 

先ず観測を行っている場所は、菅平中学校校庭の端に有ります(菅平信号を左に曲がり約500m)。立てられたのはデータから見ますと1979年です。その為風のデータに偏りが有ります。先ず観測位置が谷で西・東に伸び山の間にあるため、実際のダボスの位置より低い。

その為先ず・・・

1.風速が弱く出る

2.北風、東風の信憑性が欠ける

と言う事実を元にこのデータをお読み下さい。但し絶対値である、降水量、温度、日照データは問題がありません。

データで見る気象 by中台章

温度と菅平

菅平は寒い!周知の事実です。観測史上最低は2001年1月16日07時の−29.0度でした。これは、ほぼ富士山山頂の同時期の温度と同じぐらいです。また同年の最高気温は約30度で7月23日の14:00に出ています。つまり最大最小差は、ほぼ60度にも及びます。またその年の年平均気温は6.7度でした。しかし、夏の菅平の8月20年平均は19.7度とかなり過ごし易い。ちなみに。最低気温同月は15.4度とこれまた素晴らしい。

 

そして此処に過去20年間のデータを掲載して見よう。思い出深い年もある事だろう。

 

平均気温

最高気温

最低気温

平均風速

最大風速

風向

年間日照時間

年降水量

最大日降水量

最深積雪

単位

m/s

m/s

 

時間

mm

mm

cm

1979年

7.1

28.4

-21.2

1.5

9

北北西

2410.3

1125

57

 

1980年

5.8

26.8

-23.1

1.4

8

2152.8

1253

49

 

1981年

5.4

26.5

-26.7

1.3

9

南南西

2270.1

1371

128

 

1982年

6.3

27

-25.7

1.4

16

 

2407.9

1275

143

 

1983年

6.1

27.3

-24.5

1.6

8

南東

2377.7

1499

146

 

1984年

5.5

27.4

-26.7

1.5

6

2529.2

1036

35

 

1985年

6.6

29

-25.2

1.6

9

2324.8

1471

72

 

1986年

5.5

28.1

-23.9

1.6

7

2334.1

909

94

 

1987年

6.7

28.8

-23.8

1.6

7

南東

1782.6

996

63

 

1988年

5.6

26.3

-24.7

1.5

8

南東

1542.7

1187

52

 

1989年

6.7

26.5

-18

1.6

8

東南東

1612.5

1552

93

 

1990年

7.2

27.6

-26.5

1.5

9

東南東

1736.6

1230

88

 

1991年

6.7

27.8

-24.5

1.4

7

南南西

1350.3

1495

53

 

1992年

6.3

28.7

-23.1

1.3

9

1672.8

1270

93

97

1993年

5.9

25.6

-20.8

1.4

8

東南東

1501.1

1338

57

90

1994年

6.8

30.4

-22.8

1.4

9

南東

1872.1

822

48

114

1995年

5.7

29

-26.4

1.4

7

南東

1723.7

1183

65

99

1996年

5.6

28.8

-25.2

1.4

6

1789.5

1066

54

123

1997年

6.5

28.6

-24

1.5

7

南東

1815.1

1041

45

119

1998年

7.5

27.1

-25.4

1.4

7

南南東

1617.2

1365

115

92

1999年

6.9

29.1

-25.2

1.4

6

1906.9

1300

115

111

2000年

6.7

30.3

-21

1.4

7

東南東

1883.9

1076

69

93

2001年

6.4

29

-29

1.4

6

1941.2

1132

70

121

冬の装備は万全ですか? by栗島信之
ついこのあいだまで今年は暑い暑いと言っていた気がしていましたが、いつの間にか秋ですね。菅平ではそろそろ閉山を迎えようとしています。しかし我々のパラシーズンはまだまだ続きます。その後も須坂アフター閉山スクール・冬季スクール・冬季ツアーなどフライトへの追求はまだまだ終わりません。ただしこれからの季節フライトしていくには寒さという敵が表れます。
 骨身にしみる寒さの中で「テイクオフでウェイティング!」なんて言われたら「ひえー勘弁してください。」と言いたくなってしまいますが、個人的な意見を言うと冬のフライトは結構好きです。ぴーんと張りつめたような冬の空気はそれなりに気持ちよいもので、顔に当たる冷えて乾燥した風は「ピリッと」気を引き締めてくれます。集中してフライトしているといつの間にか寒さも時間も忘れていたりします。
 そんなファンタスティックな冬のフライトも十分な装備あってこそ、努力と根性だけでは乗り越えられないでしょう。皆さんの装備は万全ですか?。

☆☆ フライトウェア ☆☆
アウター(一番外側に着ているもの):
 重要なのことはウィンドストップ(風を通さない)の生地を使った物を着選ぶことです。フライト中は常に時速30Km/h以上の風を受けているので風を通すものだと体温がどんどん奪われてしまいます。襟元・手首・足首など衣類の繋ぎ目もしっかりカバーしておきましょう。
 必ずしもパラグライダー用のフライトスーツを選ぶ必要はありませんが、機能などを考えるとパラグライダー専用に作られた物が一番ラクチンではないかと思います。それでもその他の衣類でカバーしようとする方は、以下のポイントを考慮した物を選びましょう。

○フライトスーツのラクチンなポイント
 ※ハーネスに座った姿勢(膝・肘・腰を曲げた状態)を基本にカットされているため裾・袖・腰部分がゆったりでパツパツせずに襟元・手首・足首までばっちりカバー。
 ※襟元から裾までのジッパーはデカ靴を履いたままでも着る脱ぐが簡単。ポケットもジッパーかベルクロで閉まり入れた物が落ちにくい。
 ※ワンピースタイプがほとんどでスッキリしたシルエットは動きやすく、ラインやハーネスが引っ掛かりにくい。等々

インナー(中に着る物):
ある程度気温の変化に対応できるものを選ぶことが重要です。

○吸湿性・透湿性
冬は湿度が低いため日射による気温の変化が夏よりも急激になります。特に天気がよい日は朝晩と日中の温度差が大きいくなりますので、暖かい時間帯には汗をかくこともあるでしょう。汗をかくと身体が冷やされますので厚着をしていても体温が下がってしまいます。汗を吸収して逃がしてくれる素材の物が良いでしょう。
※スポーツショップなどで売っているサーモなんたらインナーとかヒートなんたらシャツなどの熱効率が良い下着やシャツを着ているとよいでしょう。最近はユニ○ロとかでも安く売っています。

○保温性
標高が高くなるごとに気温は低くなります。ですからランディングだけで気温を判断してしまうとテイクオフに着いたときやソアリングで高度が高くなった時にガタガタと震えながらフライトするはめになります。標準の気温減率は0.6℃/100m(100m標高が高くなるごとに0.6度気温が下がる)です。
 ※フリースやセーターなど空気の層を作って保温してくれるものが良いと思います。しかし厚手の物を重ね着しすぎるとモコモコして動きづらくなってしまいますので注意しましょう。

バリエーション
以上の特性を併せ持つ物や、それぞれの特性を持つ物を組み合わせるなどして工夫しましょう。体温が下がったり代謝が悪くなると判断力も運動能力も低下してしまいます。そんな状態では安全にフライトする事は出来ません。何より体調がよろしくないと楽しいフライトになりませんからね。

グローブ:

勿論ウィンドストップで保温性
手はフライト中、常に心臓より高い位置にあるので一度冷えてしまうとなかなか温めることが出来ません。決して夏用のメッシュグローブや軍手なんかで(まさか!)飛ばないようにしましょう。

操作性
微妙な操作を必要とするパラグライダーにとって指先の感覚は大変重要です。出来るだけ生地の柔らかい物が良いでしょう。スキーやスノーボード用のグローブは保温性に問題はないのですが、生地が固かったりパットがゴツゴツと付いていたりするものが多いのでその点に注意して選びましょう。

ハーネスの調整:
 それまでよりも厚手の物を着て飛ぶことになりますので、必要であればハーネスもそれに合わせて調整しなおしましょう。調整はシュミレーターで確認しながら行うのがベストですが、それがない場合はいきなり大きな変更はせずに少しずつ調整しましょう。
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平日ツアー和歌山、鳥取2泊3日 by小松潤
今シーズンから平日に月1回。菅平から近郊のエリアへ平日ツアーを行ってきました。今回はその平日ツアーのロングバージョンといった感じです。10月の7日から9日の3日間で和歌山県にあるエリア紀ノ川そして鳥取県にある霊石山に行ってきました。今回はこの紀ノ川&霊石山ツアーのご報告です。

なぜ急にこの様なツアーを企画したのか。それはこんな一言からでした。9月のとある平日。今年のヨーロッパツアーに参加した桐木さんが平日に来ている大井さんに自作のヨーロッパツアービデオ(僕はもう7回は見ている)を見せていた時のことです。「大井さんも連休が取れればツアーとか行けるのにね。」そう、僕の言ったこの一言です。この日来ていた大井さんは、上田にある大手家電販売店に勤めています。休みといえば平日に週2日。連休になることもあまりありません。その大井さんが僕の一言に続いてこう言うんです。「ありますよ。連休。」「・・・?」いつも冷静な反応をする人だとは思っていましたが、こんな話は初耳です。だっていつも連休が無いことを同じ会社から来ている坂本さんとぼやいていたのに。しかも何の前ぶれも無く、いつもの通りにあっさりと、、、。でもまあそんなことより連休があるならツアーに行けるじゃないですか。これはラッキーこの上ない。ところが次に「いつ?」と聞いてみてさらにビックリ。「3週間後です。」これもまたあっさりと、もう驚いている暇も無いくらいにすぐそこです。僕はあわてて企画を組みました。ただしかなり厳しい条件が幾つかありました。まず1つ目に、こんなに急な話で参加者が集まるのか。これについては、とりあえず3名確定しています。大井さん、同僚の坂本さん、そして今はお暇な桐木さんです。2つ目は、大井さんも坂本さんもまだ高高度に行っていないということです。しかし、ツアーまでにはB級を取れそうだったので半分はクリアーしていました。残りの半分は、それでもまだB級生だと言うことです。B級生を連れて行っても飛ばせてくれるエリアで、なお且つテイクオフとランディングが簡単なエリア。それでいてパイロットを連れて行っても楽しめるエリア。まったくもって都合がよすぎます。とにかく問題が山積みでした。でもそんな山積みの問題を一気に片付けてくれたのが、片岡さんと片山さんの存在でした。この2人なら多少のわがままは聞いてもらえるだろうし、その上この2人が居る高高度エリア、鳥取の霊石山と和歌山の紀ノ川は、テイクオフもランディングも平地で広い。文句なしに条件にピッタリでした。伊東さんも加わり4人になった参加者と相談の結果、参加者の誰も飛んだことの無い、そして関東から若干近めの紀ノ川に行くことが決定しました。

―6日の晩―
この日は日曜日。当然のように土日のスクールを終えてからの出発になります。土日に忙しいのは家電屋さんも一緒。お店が終わり集合場所に集まったのは夜の10時40分を少し回った頃。これがこのツアーの出発です。晩御飯をコンビニで買い込み東部湯の丸インターから桐木さん伊東さんの待つ東京ショップへいざ出発です。思えばここからこのツアーの移動地獄が始まっていたのです。埼玉あたりから雨も降り出し、出発して約3時間。2人のおのぼりさん(川越あたりからキョロキョロしっぱなし)を乗せた、住民票だけ東京人の運転するジオバスは、ようやく東京ショップにたどり着きました。5人分の荷物を積み直し、東京ショップを出発したのはもう2時まぢかのことでした。一応今回の引率の僕は、このツアーに賭ける意気込みを見せようとファーストドライバーになりました。首都高速を抜けて東名に(その間おのぼり2人のキョロキョロは言うまでもありません)、横浜あたりに差し掛かった頃から雨はかなりのドシャ降りになっていました。雨のためペースも上がらないまま2時間ほど経ったところで、セカンドドライバーの桐木さんに運転をバトンタッチ。僕はそのまま後部座席で寝入ってしまいました。
―7日―
僕が目を覚ましたのは6時半を回った頃。トイレ休憩を取りにサービスエリアに入る少し前でした。僕の寝ていた間も雨が激しく降っていたため、予定は大幅に遅れていました。サービスエリアに入って更に不運は続きました。雨のためにあちらこちらで大きな事故が。僕たちの向かっている京都でも3時間近く通行止めのままです。しかし、ここにいても仕方ありません。解除になる事を信じて出発しました。運転はサードドライバー伊東さんに交代です。出発して直ぐ。さらに重大なアクシデントに見舞われました。ガス欠です。次のサービスエリアに入ったもののスタンドはありません。仕方なく高速を降りることになりました。ガス欠だというのに、下道は朝の通勤ラッシュ。まったくついていません。何とかガソリンスタンドにたどり着きましたが、いったい今が何処なのかわかりません。スタンドで道を聞くことにしました。すると、このまま下道を行けば東名阪自動車道という東名とは違う高速道路に入れることを教えてくれました。さらに、東名阪から下道を経由して西名阪に入れば通行止めになっている京都を通らずに、大阪に入れるとの事です。まさに、不幸中の幸い。ひょうたんから駒。捨てる神あれば拾う神あり?。とにかくラッキーとしか言い様がありません。スタンドのお兄さんを信じて、ルート変更です。通勤ラッシュを抜けると高速の入り口がありました。そこからはスタンドで聞いた道を何事のトラブルも無く。と言いたい所なのですが、この東名阪でもアクシデントが発生しました。ある意味これが今回最大のピンチだったかもしれません。曇ってはいたものの雨は上がっていました。伊東さんが運転で、僕が助手席。3車線の左側を軽快に走っていました。すると前を走る車が次々に右に入っていきます。おかしいと思い覗き込んでみると、バーストしたタイヤ片が転がっています。こんなものを100km以上のスピードで踏んでは大変です。しかし、何とか踏まずに交わし事なきを得ました。今思えば、これが前触れだったのかもしれません。本当のピンチはこの次に待っていました。第一ピンチから数分後のことです。平日の8時頃と言う事もあって道は順調に流れていました。走っているのは数台の乗用車と観光バス。それ以外の車はほとんどトラックでした。トラックを追い越そうと右車線に入り、120km前後の速度で何台かのトラックを追い越しました。もう一台追い越そうとそのまま右車線を走り、並びかけた時のことです。この左前の車の右前輪が突然バースト。飛び散ってくるタイヤ片。急ブレーキをかける伊東さん。さらに右前輪を失ったトラックはフラフラと右側に車体を流してきます。この瞬間に色々なことが頭をよぎりました。このままぶつかるのではないか。後ろから追突されるのではないか。このまま事故になったら、まず誰に連絡を入ればいいのか。しかし、間一髪。ジオバスの左前とトラックの右後は、あと30cmの所まで近づきましたが接触はまぬがれました。本当に何も無く、こうやって報告できるって幸せですね。この後は、今度こそ本当に何も無く順調でした。しかし紀ノ川にたどり着いたのは11時半。こして上田を出発してから約13時間の旅は終わりました。めでたしめでたし?。いや、本当はここからがやっとツアーのスタートなんですね。

と、まあこんな感じでツアーはスッタモンダの珍道中でした。まだまだ色々あったのですが、これ以上書き続けるとG'LIFEがとんでもない量になりそうなので、今回はこの辺で。つづきは菅平でビデオをご覧ください。これからも色々なツアーを企画して行きたいと思います。皆さんも行きたい所があればスタッフまでお知らせ下さい。