G'life テキスト版

G'lifeはジオスポーツのスクールの卒業生や関係者に年に4回送らせていただいています。
紙面ではジオスポーツのニュースやスクールの開校案内・各種イベントの案内など情報を発信しています。
最新版、99年夏号では「第14回菅平カップ」や「第10回スカイジャンキーカップ」のお知らせの他、読み物たくさん、盛りだくさんです。


G'life Vol.9 SUMMER

インデックス
PGスクール サマーキャンプが 始まります! 朝練のお知らせ
ごあいさつ
大会・お祭り 第14回菅平カップ開催のお知らせ 第3回プレ菅平カップ
Information 須坂エリアからのお知らせ サマーキャンプ・パーティー
第10回スカイジャンキーカップ パイロット学科テスト
PARA スタッフ募集!! 団体傷害保険の更新
アメリカ ツアー
読み物 「ガンバレ! 大羽校長」 BY 岸 正弘 「夏の天気」 BY 栗島 信之
「長野を楽しむ」 BY 小松 潤 野外活動としてのパラグライダー」BY 中台 章
「ビバ!アメリカ」 BY 小貝 哲夫
NEW PRODUCTS JAM-PRO 発売 B-Safe 120 
TOPICS Get Navi に掲載されました。 投稿 「アフターパラは温泉で」 BY ジョージ柳
ライセンス取得おめでとう。 編集後記


サマーキャンプ始まります!

須坂は、晴天率、フライト確率ともに最高の季節。
この時期にいかに練習するかが 上達のカギとなるハズです。


マスターコースの方は、目指せB級、初高高度。
パイロットコースの方は、もちろんパイロット証取得。

それぞれの目標に向かってサマーキャンプを飛びまくって下さい。

キャンプ期間:7月17日(土)〜9月20日(月)まで
定休日:なし  

朝練のお知らせ

日の長い1日を有効に使って練習しよう。
朝練は、立ち上げ練習がしたい! 
久しぶりだから不安!
1本でも多く飛びたい!
とにかく練習したい! 
 など、皆さんの飛びたい気持ちにお答えします。
夏の時間を有効に使って、更なるレベルアップを目指して下さい。


期間:サマーキャンプ期間中     
時間:午前5:55〜8:00まで     
時間:午前5:55〜8:00まで     
予約:クラブハウス(前日22:00までに)
集合:クラブハウス前 
エリア:ダボスエリア時のみ 個人機所有者のみ、スクール機の貸し出しはありません。

※ 保険の対象にはなりません。 スタッフスケジュールにより実施されない場合もあります。

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ごあいさつ
中台 章 今年で14回目を迎えるサマーキャンプが今始まろうとしています。夏の菅平は既に体験している方はご存知のように”まさに天国”です。朝夕のすがすがしさはもちろん日中でも高原のさわやかな風が心地良く吹いてくれます。一度体験してしまうと必ずと言って良いほど夏になれば菅平を思い出し足が向いてしまうでしょう。
 そんな菅平で14年の間、パラグライダースクールを開校してこれたのも皆様1人1人のお力添えの結果と考えています。私たちスタッフはいつでも皆様のおいでをお待ちしています。そして今年は友人や家族の皆さん共に菅平へお越し下さい。1人でも多く空を飛ぶ楽しさそして自然を楽しんでいただけることを心から願っています。
岸 正弘  サーマルがこれでもかと襲っています。ここ数年、記憶に無い須坂です。標高で2000m超えが何回もありました。ちなみに菅平は標高1400mです。そう、菅平が遥か下になります。須坂インター行って、臥竜公園行って、妙覚山行って(サマーランドの方の山です。)それでもあまってもう1周…なんて感じです。
 今は梅雨を明けようとしています。しっかり降りましたので今年は安心です。夏は期待できます。グライダー、無線機、バリオの準備はOKですか。防寒着も忘れずに。夏の須坂妙徳山でお待ちしています。
栗島 信之  今年の夏でこんな私も26歳、子供の頃に遠く思いを馳せていたあの1999年の夏がやってきます。この夏は「何が起るか」と心躍らされているのは私だけでしょうか。まあしかしパラグライダーにとってはひさびさに安定した天候でなかなか良い夏になりそうです。こんな年は猛暑になりやすいのも特徴、何が起るかわからないこの1999年の夏、天国のような菅平で過ごしましょう。 
小松 潤 今年の梅雨もじめっとしていて、強い雨が降ったりしていました。そのためか皆さんの足も長野から遠のいていたようです。梅雨が来ると、皆さんが来なくなる。毎年のことですが寂しい限りです。雨のなか、誰もいないクラブハウスに居ると寂しい気持ちになってしまいます。だからこそ!皆さんがいらしたときには、元気爆発120%です。今日はだめかなと思っても、菅平に遊びに来る様な気持ちでいらして下さい。スタッフ一同皆さんのお越しをお待ちしています。充電満タンの元気なスタッフに会えるのは菅平だけ! 

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第14回 菅平カップのお知らせ

 今年で14回目を迎える菅平カップ。菅平カップは、ジオスポーツパラグライダースクールが主催する皆さん(生徒さん・卒業生)のための大会(お祭り)です。大会と言っても何ら心配することはありません。

普段の練習のつもりで参加してみましょう。夜のパーティーでは、食事はもちろんのこと豪華商品をかけてのゲームなどで盛り上がります。普段のスクールに参加するつもりでエントリーしてみてください。

詳細 はここをクリックして下さい。

あなたはどのクラスに参加しますか?


ベーシッククラス  
 ベーシッククラスは、マスターコースの方からパイロットコースの方までどなたでも参加できます。競技内容は、菅平でのターゲット&セーフティーランディングです。優勝のチャンスは誰にでもあります。


アドバンスクラス
 アドバンスクラスは大会初挑戦の方から国内トップコンペティターの方まで参加できます。競技内容はセットタイム&パイロン撮影&セーフティーランディングです。須坂をホームエリアにしている皆さんにとっては優勝のチャンスもあるはず。


コミックエントリー
 コミックエントリーは、いわゆる仮装フライトです。その奇抜な衣装や風貌を皆で採点し、楽しもうという競技です。菅平カップの中でも人気の競技の一つ。優勝を狙うというより参加者を楽しませるボランティア精神旺盛な方お待ちしています。

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第3回 プレ菅平カップ

 今年で第3回になるプレ菅平カップのお知らせです。プレ菅平カップとはその名の通り9月に行われる菅平カップの前哨線です。本番前に練習を兼ねて勝負しようというものです。とは言ってもマスターコースで練習している時と何ら変わりません。
 
 ターゲットに狙い通りに着陸することは技術を向上させる上でも大切です。上位入賞者には(ほんとうに)ささやかな賞品を用意しています。  プレ菅平の本当の目的は、夜のパーティーです。お盆の休みのひとときを食べて飲んで、楽しく過ごしましょう。

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須坂エリアからのお知らせ

 長かった梅雨の間、皆さんはどうお過ごしでしたか?私たちは気合いを入れて須坂エリアの整備しました。特に今回の重点箇所は林道です。崩れそうな部分にコンクリートを入れ補強して、パワーシャベルでワダチを均しました。以前は30分程かかっていた登りの所要時間は、15〜20分程に短縮できました。

 他にはテイクオフまでの登り道には、一部階段を作り、ランディングも芝刈りをしました。これで皆さんをお迎えする準備は万全です。  またサマーキャンプ中は、ターゲット・リラックスも各サイズ試乗機を準備します。試乗希望の方は一声掛けて下さい。

さあ全ての準備が整いました。 あとは飛ぶだけです!

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「ガンバレ!大羽校長」 BY 岸正弘

 1989年、スカイスポーツエリア…SET須坂として、須坂妙徳山はオープンした。何故スカイスポーツエリアだったかというと、当初ハンググライダーのエリアも兼ねていたためである。もともとこのエリアの初フライトは、ハンググライダーだった。ハングを知っている者なら、須坂妙徳山でハングをすることが、正気の沙汰ではないことはよく分かるだろう。何しろランディングのない状態でのフライト。テイクオフは崖から適当に飛んだらしい。

 当然ランディングはツリーラン。パラグライダーのツリーと違ってハングはスピードがあるのでツリーランもそれほど安全じゃない。どうにかエリアとしてのめどが立った頃、ジオスポーツはパイロットコースの高高度エリアとしてお借りするようになった。最初は大型バスなどはなく、ぼろぼろのピックアップでテイクオフに向かい、無線誘導も空中を飛ぶインストラクターからされていた。ランディングは現在のものとは異なり、今の場所から北北東150mほど先にあった。

 そのころの私はまだ学生で、とても貧乏だったためフリーフライトといっては須坂妙徳山に行き、何か仕事を手伝うかわりにただで飛ばせてもらっていた。仕事とは、テイクオフやランディングに生えている邪魔と思われる木の伐採(初めてチェーンソーの使い方を習う)。スズメバチの巣の撤去(これは結構命がけ。大羽校長も私も一度刺されていて、後がない)。登山道の整備…などなど。公私ともに大羽校長とは長いつきあいになる。

 折しもパラグライダーブーム。週末ともなれば須坂妙徳山には、スクール4校分の生徒+一般ビジターで100機以上は飛んでいた。毎週大会ののりである。さぞかし大羽校長の懐も潤ったかに見えたが、シルバーテイクオフの用地買収や現在使用しているランディングの借地問題、さらに車両や重器(須坂妙徳山にあるパワーシャベルみたいなやつ)の購入費用でとんとんが現状だったらしい。

 そして10年。日本経済のバブル崩壊とともに一般ビジターにもかげりが見え、ジオスポーツのスクールをのぞけば後飛んでいるのは地元クラブ、スカイピースのみ…となってしまった。大羽校長もさすがにエリア管理だけでは食っているはずがなく、ちゃんと割烹居酒屋、清和亭を須坂駅前道りで営みこの10年は2足草鞋の日々を送っていた。否、3足草鞋であった。朝市場に仕入れに行く。その後須坂妙徳山のランディングに9時にはいる。ジオスポーツ専属ドライバーを5時くらいまで勤め運転の合間合間に旧ランディングにいっては何やらやっていた。そしてそのあと空缶、ごみの後処理を行い6時にはお店に行く。夜の9時半まで勤めるのである。

 大羽校長にも期するものがあったに違いない。今年、突然エリアの管理を降りたいという話をされた。やめるとかジオスポーツに権利を売るとかいう、きな臭い話ではなく、何やらやっていたのは、旧ランディングに別の事業をしたいということであった。

 ここ3年、平日はすでにエリアに来ていなく、その事業準備に追われていた。大羽校長の新しい事業とはバーベキューハウスである。旧ランディングの5〜600坪ほどもある傾斜地に石垣を組み、井戸を掘り、砂利を敷き、池を造った。この3年間ほぼ独力で行った。井戸水の水質は保健所の審査を通り営業許可ももらっている。いい加減3足草鞋でできる事ではないのでエリアの一切合切の管理をジオスポーツに委託したと言う形を取った。

 われわれの方も急な話であったので対応に困ったが、新しい車両を購入したり、登山道にコンクリート入れたりして何とかエリア管理も板に付いてきた。やってみて改めて思う事は、大羽校長のこと。人間1人でエリアを開発し、管理維持してきた行動力と忍耐力。更に自分自身の仕事も持ちまた新たに事業を拡大しようとするバイタリティ。

 願わくば大羽校長の新しい事業が成功する事を…そしてかつて須坂でお世話になった皆さんが、大羽校長のバーベキューハウス「八丁の森」でバーベキューをしてくれることを、須坂妙徳山のNEW管理者兼雑用係兼ドライバーの私はせつにおもっている。

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「夏の天気」 BY 栗島信之

 今回も天気についてのお話、テーマはもちろん「夏」です。では夏の天気のポイント。まず春と夏の間には初夏と梅雨と言う途中経過があります。初夏と言うのは大変すがすがしい季節でこのまま夏になってくれればいいなあと思いますがそうも行きません。この初夏の晴天はいわば春のなごりです。いずれ梅雨と言う北と南の親分である気団(シベリア高気圧団と北太平洋高気圧団)の大合戦を経なければ夏は来ません。

 梅雨のポイント 昨年はこの合戦をしっぱなしで夏は何処へやらでしたが、今年はしっかりと決着が付くでしょう。梅雨の始まりは北の親分(オホーツク高気圧団)と南の親分(北太平洋高気圧団)の勢力争いで、その間の前線が活発化する「はしり梅雨」。どちらかの高気圧が一時的に強くなり、初夏のような晴天になったり、蒸し暑い晴れになったりする時期が「梅雨の中休み」。 大決戦の末、梅雨前線を日本海北部によりきって北太平洋高気圧団が広く勢力を締めると「梅雨明け」真夏の到来です。

「どんな雲が雨を降らすの」
 空に雲があっても雨が降る時も降らない時もある。ではどんな雲の時に雨は降るのでしょうか。それを見分けるポイントです。
@ 雨を降らせる雲はその底の高さが3000m以下である。
A 雲の厚さに切れ間が無く7000mくらいまである。

 と言うのが本格的な雨を降らせる雲の特徴です。これから分かることは3000m以上の雲、または3000m以下でも薄く切れ目のある雲からは余り雨は降ってきません。7000mと言う高さの雲は雨や雪を直接作る大きさの要因の雲なのです。このあたりの雲は分類で言えば中層の雲にあたります。この代表が高層雲、高積雲で通称おぼろ曇、ひつじ曇、まだら曇と言われている雲です。こんな雲が空に出現し徐々に広がり厚くなっていくと、どうやら本格的な雨や雪が近いと予測できます。

 このおぼろ曇の高層雲、ひつじ曇の高層雲はどんな姿の特徴があるのでしょうか。高層雲は膜状に広がる雲で月や太陽を透かしてみると何処にあるかぐらいはわかるが、ぼんやり見えると言うくらいです。これは温暖前線の前面に生じ悪天候の前兆となります。これより高い雲は月や太陽がはっきりと見え低い所の雲はほとんど確認できないのです。

 高積雲は雲に影の見られる小さな固まり雲の集団で、これは晴れの前兆となることもありますが、強風と山の影響でできるのです。 これら中層の雲がだんだん厚みを増すと、雨雲すなわち乱層雲になる。こうなると1000m〜10000mくらいまでビッチリ詰まった厚い雲になり本格的な雨となります。 夏の特徴北太平洋高気圧 夏の特徴は高気圧が天気図で言えば中央下から東側にかけて広がって、そこから季節風が吹き出している。いわゆる「南高北低」の気圧配置です。

 日本列島はこの勢力範囲では、ほとんど毎日同じように暑い日が続きます。台風でさえこの高気圧を中央突破できず、フィリピンのあたりへと進路を曲げられてしまいます。 盛夏と言う季節は日本全土、もっとも好転が長続きする季節(例年菅平のフライト確率は80%以上)で北太平洋高気圧の威力もそれだけ強く移動性高気圧など寄せ付けません。 積乱雲の発達 何と言っても夏の天気で一番の厄介物は積乱雲です。

 強い日射で地面が暖まり上昇気流(サーマル)が起る。これにより生じた雲が積雲、これが午後になる頃に更に発達すると雄大積雲(入道雲)となる。更に発達し頂上がブラシ状に流れる様になったものが積乱雲(カナトコ雲)雷雨をもたらすかなりデンジャラスな雲です。ちなみに地上で雄大積雲が頭の上に来ても、まだ薄暗いくもり空となるくらいで雨が降ってもまだたいしたことはないのですが、積乱雲ではそうは行きません。とにかく激しい雷雨になるのですから。そうなってからでは後の祭です。積雲がどんどん巨大に発達する時は上昇気流が活発だと言うことだから、あらかじめ注意して観察しましょう。

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「長野を楽しむ」 BY 小松潤

 う〜ん…何を書いたらいいものか!?年間に何度か発行されているG'LIFE。この原稿がなかなかヤッカイ。何と言ったって机に向かうことが苦手でこの仕事に就いた様なものなのだから。文章を書くなんて高校の卒業文集以来、学生時代の国語の成績はいつも悲惨なものだった。いざ、パソコンに向かってみても全く頭が回らないはずだ。

 締め切りも差し迫ったある日。今日は、天気はいいが風が強く唯一いたパイロットコースの方も朝一番でキャンセル。原稿書きの日になった。三人とも思い思いの方法で書き始めた。いくら考えても何を書いていいか全く浮かばない。そんな時、栗島さんがおもむろに「あーあ、何か取材でもすれば書くことがあるのに。」といった。

 その言葉で僕の頭はひらめいた。「そうだ!考えても浮かばないなら、いっそのこと外に出てみよう。」そう思い立った僕は、校長(岸さん)の了解を取ると、ペンとノート、財布にガイドブックを持って出かけた。まずは、須坂を抜けて長野にいった。長野駅や、善光寺を車でぐるぐる回ってみたが何もひらめかない。ボーッと回っていたら、あっという間にお昼過ぎ。昼を食べながらガイドブック(その名も「ガイドのとら」¥380円)を眺めてみた。

 こんなことが頭をよぎった。 皆、何を読みたいんだろう−−−How Toは、僕以外の2人が書くし3個も読みたくないだろう−−−じゃあ、何か皆に役立つことを書こう−−−何が役立つだろう−−−今は梅雨−−−長野まで来ても雨だとすることがない−−−雨や強風のときに何かできること−−−“ひらめいた!!” ここで僕は、去年自分でやったそば打ち体験を思い出した。ガイドブックで探してみるとやはり載っていた。

 長野須坂東インターの1本先の道、国道403号を左に入り約15分。長野インターに差し掛かった左に信州松代ロイヤルホテル前の長野インター南の交差点を右折(県道35号線)。千曲川に掛かる松代大橋を渡りきってすぐの右側にその店「信州そば蔵長野店」はドカーンと現れる。ここに来るのは2度目だが何度来てもその大きさに驚かされる。隣には、峠の釜飯でおなじみの「おぎのや長野店」があり、駐車場でつながっている。「いったいこの駐車場は何台止まるのかなー 1,2,3,4,5,………241,242,243台。それと大型も」ほんとに歩いて数えた(何をしているんだ俺は、)すっかり汗だく。そんなことより本題に戻り、中に入ってみる。2階はレストラン、1階には、そば打ちコーナーのほかに、売店や、なんと!収容人数80人の無料試食コーナー(かなりでかい)まである。

 さあ今回のメインそば打ちだが、平日の昼間だけあって誰もいない。チャレンジしてみようとは、思ったもののさすがに、一人でやるのは恥ずかしい(よほどの変わり者か、よほどのそばフェチだと思われそうだった)ので昨年体験したときの話をしよう。 僕の親戚が菅平にパラグライダーをしに来たときのこと。天気が悪くパラグライダーは断念。そば打ちがしてみたいと言うことになり、その時に来たのがここだった。電話で予約を取り(団体が入っていることがあるので要予約)菅平のクラブハウスから車で約50分ほどで到着。料金は1人1000円で時間は約40分程度、最大収容人数は100名収容。さっそくそば打ちをしてみよう。まず全員手を洗う。何人かでやるのかと思ったら、1人1個ずつで最初から最後まで自分一人で行う。

そば ではそば打ちの手順を説明しよう。

1) 水まわし…そば粉と小麦粉を大きな木鉢に入れ、水を少しずつ入れながら粉にまんべんなく水を含ませるように混ぜる(そば粉と小麦粉は、すでに調合されている。季節や湿度によって調合の分量は違うそうだ。)。

2) 練り・くくり・へそ出し…水まわしのすんだ粉を練り上げていく。表面につやがでたら円錐形に整え手のひらで上から押しお供え餅の様な形にする(ここで麺のこしが決まる)。

3) 丸出し・本のし…のばし台と、生地に打ち粉をして手のひらできれいな円形に伸ばす。次に麺棒で円の中心から外に向かって1から 1.5ミリ程度の厚さになるまで伸ばす(真ん丸にするのがなかなか難しい)。

4) たたむ…打ち粉をたっぷりつけながら八重ねする(打ち粉をたくさんつけないと切った時にくっついてしまう。

5) 切る…まな板に折りたたんだ生地を乗せ「こま板」を定規にして切る(細すぎても、太くてもだめ断面が正方形だとGOOD!)。

 これで出来上がり!! 

一人が打つそばは2人前なので全部食べても、もって帰っても OK.もちろん半分ずつと言うのも大丈夫。次に雨が降った時はこれで決まり!! 是非、行ってみたいと言う方は小松の所まで、ガイドブックとパンフレットをお貸しいたします。


メモ

是非感想を聞かせて下さいネ!! 

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「野外活動としてのパラグライダー」 BY 中台章

 ジオスポーツでは今年5月26日にある特別なパラグライダー教室を開催しました。  ことの始まりは長野県教育委員会体育課という一見私たちとはあまり馴染みのない公的機関からの電話の問い合わせからでした。その内容を簡単に説明すると「文部省では野外活動員という資格制度を持っており、長野県が今年度の開催地になり菅平において開催が決定した。ついては是非ともパラグライダーをその研修会の必修科目にしたい」といった内容でした。もちろん私は2つ返事で出きる限りの協力を惜しまないことを約束したのでした。

 役所的な多くの打ち合わせ、書類を作成し5月の中頃には文部省体育課からご丁寧に講師としての依頼書まで届いたのでした。この研修期間は5月25日〜28日までの4日間。何にでも興味を持つ私としては、ただパラグライダーを教えるだけではつまらないと考え、聴講生としてこの4日間に参加させてもらうことにした。こうして沢山の興味深い話しを伺うことができたのだ。

2002年問題
 2002年から全国の小中高などの教育機関は全面的に週休2日になる。その2日の休みや夏休みを含む余暇をどう過ごさせるかが文部省内では問題にされている。もちろんその親も含め国としてはそれらを受け入れる施設、団体が極度に不足していると考えている。

 参加者の顔ぶれを見ると北は北海道から南は沖縄まで、多くは国民休暇村や公的な体育施設、市町村の体育課などの最前線で働く担当者が約100名ここ菅平に集合したのであった。 講師は、  (社)日本オリエンテーリング協会   (社)日本オートキャンプ協会  (財)日本レクリエーション協会  (社)日本ユースホステル協会  (社)日本ネーチャーゲーム協会  (社)日本歩け歩け協会  (財)日本ハンググライディング連盟(私) と各協会担当者が集まった。

 そしてメインの講義はジオスポーツが担当するパラグライダーだけが必修課目でまる1日が当てられている。参加者は他の講師を含め一様にパラグライダーに期待をしているようだ。まさに責任は重大。  当日は心配されていた雨もあがりジオスポーツ全スタッフにて約100名を全員無事にフライトさせたのは言うまでもない。今回の参加者の平均年令はジオスポーツには珍しく40歳を越えており中には60歳を越える女性も参加していた。その女性が夜のミーティングで私に「子供の頃からの夢であった空を飛ぶことを叶えてくれてありがとう」と深深とお礼をされた時には私のほうが恐縮してしまったほどである。


21世紀の日本
 いろいろな講義を聴いているうちにいくつかの考え方が分かるようになった。つまり文部省としては21世紀の子供はコンピューターゲームやバーチャルリアルティーといった室内における遊びを推進するつもりはないということだ。現在の子供が持つ多くの問題についても屋外でそして自然の中での体験が欠如しているということなのだ。

 既に野外でキャンプをしてバーベキューをするという時代は終わりを告げ、野外でどれだけ楽しく貴重な体験ができるのかといった実質的な内容を尊重する時代が訪れようとしている。 野外では天候の変化や危険性と隣り合わせの活動がある。しかしその危険性が少々あったとしてもそれを乗り越えるだけの勇気、そして心構えなくしては本当の意味での教育は成り立たないと実感させられた4日間でもあった。


 この国でも、大人も子供も自分の責任において遊び、自由と義務といった当たり前の自然界のルールに従う時がくるのではと期待したいところである。

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「ビバ! アメリカ」 BY 小貝 哲夫

 私ごとですが6月の始めに3泊5日でアメリカに行ってきました。手荷物だけの気軽な旅行です。短パン・Tシャツ、荷物の中身は着替え2組と洗面用具のみ、目的地のロスは暖かいだろうという前提の選択です。通関を過ぎロビーに出てみると結構涼しいんです。何やら今年は異常気象だそうで、涼しい日が続いているとか… 

 この時期ロス行きのチケットは安売りでTAX込みで5万円弱で購入できる。この値段はアメリカで購入するよりかなり安い。アメリカには「呼び寄せ便」(アメリカに居住する人が日本発のチケットをアメリカで購入し日本に送ることができる)を使っても450ドル位(日本円で大凡5万6千円)ですからダントツに日本の勝ちです。私は毎回現地の友人宅に世話になりますが、モーテルに宿泊しても30ドル程ですから、慣れれば結構安くアメリカ旅行が楽しめます。


 アメリカの一番の魅力はどんな欲求にも答えてくれることでしょう。ありとあらゆる分野の明るいオタクが生息していて、自動車から雑誌の切り抜きまでそれぞれの世界を作っています。初めて訪れたのは協力隊から帰国した63年のことで、興奮の内にバスを乗り継ぎアメリカ一周をしました。この時は観光以外の目的が無かったため、出会いという意味では寂しい旅になりました。街の中での自分は特別な旅人でなく、多数の東洋人の一人でしかありません。特別な待遇を望んでいた自分の甘さを知りました。それ以降アメリカに度々行くようになりますが、毎回ハッキリした目的を持つように心がけています。その後は大変エキサイティングなものとなり、様々な人と知り合うこととなりました。

 さて今回の目的はズバリ、「スターウオーズ」を見ることです。G'lifeが届く頃には日本でも上映が始まっています。各自思い入れが深い映画ですからその評価は様々ですが、ルーカスがインタビューで答えていたコメントが心に残っています。確か「私は評論家のためにこの映画を作ったのではない。14歳の子供が純粋に面白いと思ってくれることが大切だ。」てなことを言っていました。「あー面白かった。」と思った私の精神構造は14歳並なのでしょう。私は3日間で2回見ました。


 今回は日程の余裕がなくパラをする時間がありませんでしたが、ロス近郊には幾つかのエリアが点在しています。パラの帰りにショッピングをして映画を見てなんて贅沢な遊びがロスなら可能です。もちろん風が悪ければ、波乗りや観光などとオプションは盛りだくさん。

 パラを持って少し遠出をするなんてのも面白い。数年前にはホワイトサンズ(南西部ニューメキシコ州。原子爆弾のテストが行われた軍のミサイルサイトがある。)で飛ぼうとレンタカーを借りて旅に出ました。途中いろんな人間と出会います。自家用飛行機に乗せてもらった挙句に夕食に招待され、お礼に飛行場でパラを立ち上げて見せたこともありました。グライダーのタンデムで曲芸飛行をしてもらったのもこの時です。肝心なホワイトサンズでは、立ち上げているとパークレンジャーに怒られた。ここは字のごとく石灰石でできた白い砂の砂漠で、雪より白い不思議な世界。当日は満月の夜、月明りの下どこまでも続く白い砂漠を散歩した。それだけでも長距離を走った甲斐ありでした。

 帰路はグランドキャニオン経由、ギャンブルの街ラスベガス行き。グランドキャニオンの雄大さには心を奪われます。野宿をして夕日と朝日を拝んだ。刻々と変わる色彩のなんと美しいことか! 方やラスベガスは人間が作り出した狂喜の世界。この街では一夜にして大金持ちも夢じゃない。反面、一夜にして一文なしは当たり前。最近はショーやアトラクションの充実にも力を入れ、大人から子供まで遊べる街に変身しました。あの時は全行程6日の強行軍だったけど、こちらも14歳の少年のように興奮の毎日だったっけ。

 私にとってのアメリカは、自分の好奇心という扉を全開にしてくれるところ。自分が14歳の少年のように素直になれる場所なのかもしれません。趣味を通じて知り合った人々は、見知らぬ東洋人に無邪気に陽気に接してくれました。最初に持っていたアメリカの印象とは、大きく変わっていました。
 

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Information


SUMMER CAMP PARTY!

 サマーシーズンスタート。ということでイベントも盛りだくさんです。その第一弾がサマーキャンプパーティーです。まぁ、みんなで飲んで、食べて、盛り上がろうというものです。是非、参加してみて下さい。

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第10回スカイジャンキーカップ

 ジオスポーツ卒業生クラブ”スカイジャンキー”が主催するスカイジャンキーカップが下記の日程で行われます。今年は記念すべき第10回大会。さらにFinal大会?になるなんてうわさもあります。
是非、参加してその真意を確かめてください。

スカイジャンキーからの挑戦状

 Final 暑中挑戦申し上げます!
何はともあれ、SkyJunkieCup Final!
なぜFinalかは・・・・参加して確かめろ!
空中毒者は挑戦を受けよ常連さんも隠れるな!


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パイロット 学科テスト

 NP・パイロット学科テストを東京ショップとクラブハウスにて下記の日程で行います。NP・パイロットのライセンス申請時には、必ず必要になるので、パイロットコースの方はもちろんマスターコースの方も必ず受験して下さい。学科合格の有効期限は2年間あります。
※NPとP学科は同時に受験可能です。 


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スタッフ募集中!

 パラに興味がある方、イントラになりたい方、…ジオスポーツでは、サマーシーズンに向けてスタッフを募集しています。 土日や休日・長期休暇などを使って、スクール運営を手伝って頂きます。特に地元の方は大歓迎です。特典もいろいろあります。詳しくはスタッフまで!  
 また下記の日程で行われる団体でのスタッフも大募集中です。

7月29日(木)・8月3日(火)

同時に、冬のスノーボードスタッフも募集中です。


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ジオスポーツ団体障害保険更新のお知らせ

 この保険はジオスポーツスクール卒業生やクラブ員のために作った大変便利な保険です。国内外でクラブ(スクール)などの活動に参加中、及びパラグライダースポーツの練習・競技などを行うために所定の場所に集合してから解散するまでの間に障害事故を起こした場合に保険金が支払われます。詳細を知りたい方はスタッフにご相談ください。  また、既に加入している皆さんは、上記保険が7月末日で期限切れとなります。同封のご案内と関係書類にて更新の手続きを行ってください。


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アメリカ ツアーのお知らせ

元気がでる場所! それがアメリカだ!!

 95年のハワイツアーに続き、第2段は遂に本土上陸を目指します! ターゲットはロスを中心にサンディエゴ、国境を越えてメキシコまでエリアを拡大したいなんて考えています。

 海岸線をのんびりリッジソアリング(西海岸ですから夕日の中でソアリングが可能)近郊の山でサーマルソアリング(基本的にはロス近郊は砂漠地帯です。

 国内やヨーロッパとひと味違った風景が楽しめます。)とシュチエーションが違うフライトができるでしょう。

 またフライト以外のアトラクションも盛たくさん。お馴染みディズニーランドやユニバーサルスタジオ、サンディエゴのシーワールドをはじめ、アウトレットやショッピングモール・映画館なども多数点在しています。


バージョン情報
ソフトバージョン:「フライトもするけどアウトレットも大切。」という人向け

ハードバージョン:「思い切りフライトするしかないでしょう。」という人向け
スーパーハードバージョン:「24時間を目一杯使いまくって遊ぶゼ。」という人向け ジオのスタッフも同行しますが、心強い現地ガイドも依頼しています。


予定:11月中に実施したいと考えています。日程は1週間程度、希望を聞かせて下さい。
費用:200,000円前後の予定 含まれるもの(航空運賃・宿泊費・現地交通費・ガイド料など)含まれないもの(アメリカのフライヤー保険料・エリアフィー・食費など)

参加条件:一週間日本食が無くても過ごせる方!!!

日程(予定)


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GetNavi「ゲットナビ」

記事

 学習研究社から毎月発行されている”GetNavi「ゲットナビ」”は働く男の情報マガジンです。その8月号の特集が「私が夢中な遊び大公開」。スポーツなどの分野でグッズにこだわって趣味を楽しむ人を紹介するというものです。

 この特集に松村常見さんがパラグライダーのこだわりグッズを紹介しています。
他のスポーツ(サーフィン・バスフィッシング・マウンテンバイク・スキューバダイビングなど)を押さえて堂々コーナーの一面を飾っているのもうれしい限りです。

ご覧になりたい方は、書店でお求めになってみてください。

※ 松村さん 取材にご協力頂いただきありがとうございました。


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投 稿   「アフターパラは温泉で!」

 byジョージ柳沢

 須坂の湯っ蔵んど、東部町の湯楽里館などの近代的建物で楽しく綺麗な温泉も良いが、やはり温泉場の長野で育った私にとっては温質を重んじたい。

 そこで、私は最近パラをやった後よく行く温泉をご紹介いたしましょう。それは、真田館から少し行った川沿いの千古温泉です。建物は古いが、川からの風にのって硫黄の香りがする。鉱泉で沸かし湯ではあるが、とってもリラックスでき、疲れをとるには最高!シャンプー、石鹸はないので持っていきましょう。

※ ジョージ柳沢さん、情報ありがとうございました。


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「ライセンス取得おめでとうございます。」

A級ライセンス
・水本己志 ・山口泰美 ・折笠紀子 ・鴨下治美 ・坂口理恵 ・守屋愛子
・田中明美 ・源明弘 ・黒瀬雅直 ・伊藤一郎 ・富高義夫
・萩原幸子 ・野口祐紀 ・和氣佳美 ・伊東一 ・柳平梨沙
・辰巳京子 ・門崎珠世 ・水掛健太郎 ・矢野享也 ・市村忠寛

B級ライセンス
・山地康弘 ・清水紀久子 ・小田孝史 ・新谷幸雄 ・猪狩敦子

NP級ライセンス
・木村亮 ・市川真司 ・鈴木由紀子 ・青木猛 ・相馬信幸 ・柳原ゆかり ・奥富孝良

パイロット証
・峯田茶百良 ・奥川いずみ ・神田哲夫 ・工藤淑子 ・篠沢英男 ・古内健一

以上 順不同 敬称は略させていただきました。
G'LIFE:98年秋冬号、以降にライセンス取得された皆さんです。


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「求む投稿」
G’LIFE編集部では、皆さまからの情報やご意見を常時受け付けています。パラグライダーに関わらずどんなことでもOKです。「私たち結婚します。」なんて投稿もありです。ハガキ、FAX、E-mail等でお送り下さい。

〜編集後記〜

 もうすぐ夏です。子供の頃から夏が大好きです。だって夏休みはあるし海に山にと沢山の遊びが待っているからです。それに夏の開放的な気分にも心躍らされます。でも一つだけ問題があります。それは夏につき物のゴキブリです。とにかく嫌いです。精神的に受けつけません。なぜ嫌いかというとある事件があったからです。

 それはクワガタ捕りに夢中だった小学生の頃の話。その日も友達と近くの山にクワガタ捕りに出かけました。その時、木の穴に逃げ込むクワガタを発見したのです。すかさず穴に人差し指を突っ込むと行き止まりなのかちょうど奥にいるクワガタのお尻の部分に触れるのです。感触はツルツル、テカテカという感じです。何とか捕まえたくピンセットを使ったり、水を流したりと試みる。1時間くらい粘った頃でしょうか諦めたのかお尻の方から出できたのです…。そう、ゴキブリが…。クワガタだと思って延々指でお尻をなでなでしてしまったんです(トホホ)。このことが「ゴキブリ嫌い」を決定づけたのです。

 「ゴキブリの憂鬱」という映画をビデオで見ました。内容は「ゴキブリだって一生懸命生きているんだ」というゴキブリの視点にたっていかに人間がゴキブリに酷い仕打ちをしているかを描いたものです。これを見るとちょっとゴキブリに同情するところもあります。でもいざ目の前に現れると同情なんてできません。まもなくゴキブリの季節がやって来ます。ああーやだなー(たけの憂鬱でした)。 …あれ、本当は夏の楽しさについて書こうと思ったのにゴキブリの話で終わってしまった。まぁいいか…。皆さん夏です。いろいろな思い出をつくって下さい。
 BY たけやま

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