Basic-Intermediate DHV 1 (accelarated flight DHV 1-2)
EFFECTU D.H.V Class 1

イフェクトU

イフェクトは2000年にデビューしたグライダーであるそして、2001年にデザインの変更を受け2003年イフェクトUとして生まれ変わった。イフェクトはアクセル使用しない場合全ての項目がクラス1として収まっている。そしてクラス1-2になるもののアクセルを使用すると51km/hの最大速度をたたき出した。37km/hの巡航速度と合わせて考えてもクラス1の歴史を塗り替えたとも言える機体であることに多くのフライヤーが賛同するであろう。又現在時点の常識から考えても安定性と扱いやすさそして、性能は決して色あせる事が無いと同社は自信を持っている。それを裏付ける様に世界マーケットに於いても絶大な支持を得ている事が何よりの証拠なのかもしれない。

今回のイフェクトUに対し同社はDHVを再取得した。改良点はまずキャノピー クロスの変更である。前項でも説明した軽量クロスの採用である。そしてアクセルに対しても見直しが行われた。これによりより軽く且つスムーズ使用感を実現したのだ。但し性能に関してはスペック上一切の変更点は無い。イフェクトTオーナーはホット旨を撫で下ろす事だろう。しかし。数値に表れない軽量化の効果はライズアップ直後に誰もが気がつくであろう。約600gの軽量化はライズアップそして、ハンドリングに最大の効果を生む。全てが軽く一段と全てが楽に成ったのである。今までも十分に楽であったイフェクトに超が付くほど楽なハンドリングを実現させた。

勿論10%以上の軽量化そして畳んだ時のボリュームの減少は飛んでいない時はありがたさを痛感する事になるであろう。


サイズ S M L XL

イフェクトU機体重量kg

5.5

5.8

6.1

6.7

イフェクト機体重量kg 58 6.2 6.9 7.5

イフェクトテストレポート 中台 章

イフェクトUはDHVテストに合格済み 最大速度 51kmはDHV測定によるアクセル使用時の最高速度(最高速度時のマヌーバーは1-2となります。またクラス1と言えども初心者向けではありません。クラス1のカテゴリーの中で最大の性能をどこまで出せるかにチャレンジした中級者以上のパイロット向けの全く新タイプのグライダーです!

安定性を最大限確保し且つ最大限の性能を手に入れたいリスク回避派パイロットの為の翼です

EFFECT

32

34

36

38

投影面積u

22,15

23,65

25,14

27,15

実測翼面積u

25,27

26,97

28,66

30,96

投影スパン

8,77

9,27

9,56

9,93

実測スパン

10,96

11,47

11,83

12,28

最大翼弦

2,90

2,91

3.00

3,12

投影アスペクト

3,47

3,63

3,63

3,63

実測アスペクト

4,75

4,88

4,88

4,88

セル数

32+6

34+6

36+4

38+4

機体重量kg

5,8

6,2

6,9

7,5

最小/最大飛行重量kg

60-80

75-95

90-110

105-130

飛行速度km/h

22-37

22-37

22-37

22-37

最大速度(アクセル使用時)

51 km/h

51 km/h

51 km/h

51 km/h

認定

DHV 1**

DHV 1**

DHV 1**

DHV 1**

価格(税込み)04/04 425、000円 430、000円 435、000円 440、000円

**注意・アクセル使用時は1−2となります

試乗記の現在位置
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プロデザイン テクノロジー

VテクノロジーV-テクノロジー

 マックス→リラックスと受け継がれたV-テクノロジーはターゲットにも採用されています。ライン数を減らしつつ理想の翼形を形成しています。

ラムエアーポケットラムエアーポケットインテーク

 エアインテーク下面部分を袋状のポケットにし、流入したエアを取り入れインテークを形成する。これによりライズアップ性能の向上と、アクセルを踏み込んだ時の高速域の安定性が実現した。ラムエアーポケットインテークは、イオレ・リラックス・マックスみ採用されている。折り曲げや摩擦に強いトリロンマイラーをリブ前縁に使用し、ライズアップ時の素早い翼形成を可能にしている。収納時にマイラーの折れを気にすることはありません。

ブレークリング・システムブレークリングシステム

 翼端部分の4本のブレークラインの処理に、ブレークリングを採用。従来の点で引くコントロール系統から、「トレーリングエッジを面で引く」という新しい考え方を導入しました。これにより旋回効率の向上と低速フライト時の安定性を実現しています。

ラインコンセプト 安全性と効率化を考え抜いたライン配置は、ラインの太さもパート別に変える手法を取っています。

Maxリダクション 安全性を踏まえつつ、ライン数は各ライザーから3本と言う極限まで押さえられたライン配置になっています。

新開発PSTダイニーマ 弱点の伸びを克服した新世代のプレストレッチド・ダイニーマを採用。最終工程で強度の60%のストレッチを入れライン目を詰めるコールドメルティング(低温圧着)製法で、細さも強度の飛躍的に向上します。

サポートテープサポートテープ 全てのラインアタッチメントはリブを介して上面へと繋がっています。さらにサイドベントホールにも垂直方向にサポートテープが縫いこまれ、変形を防いでいます。通常のフライト時でも、リブには下方向への力が加わっています。経年変化によりリブは縦方向に伸び、本来の性能を失ってしまいます。プロデザインでは新品時の性能が長時間維持できるように、製造コストが掛かるこの作業でも手を抜いていません。

インフォースメントテープ

インフォースメントテープ 翼の後方、スパン方向にサポートテープを縫い込むことでで、翼変形を防いでいます。特に高速時にはこの傾向が顕著に表れ、横方向の伸びが性能の低下を起こします。フルアクセルで50km/hを稼ぎ出すターゲットには、欠かせない補強テープです。

新型4本ライザー

新型4本ライザー 

アクセルのストロークは90cm。Dを基点に、A→B→Cの順に緩やかに引き込まれます。もちろん翼端折り専用のラインも装備していますから、Aラインの外側1本を、綺麗に折り畳むことが可能です。


スピードフック

スピードフック

装着は知恵の和の要領でワンタッチ装着。抜けにくくラインなどが入ってしまうアクシデントが起きません。装着時で4.3mとアクセレーターの調整で不必要に長くなりません。