XCグライダー・for コンペティションパイロット

待望のモンスターマシーンがマックスです。最新の技術を惜しみなく注ぎ込み、完成したコンペティターのためのコンペティションのためのグライダー。素直なライズアップ、感動のスピードとリフト、安定性のある滑空性能、どれを取っても自慢できる貴方の力強い味方です。しかしその為には十分な経験と技術が必要になります。
M1:パープル×ホワイト×パープル
M2:ターコイズ×ホワイト×ターコイズ
M3:イエロー×ホワイト×イエロー
M4:ミント×ホワイト×ミント
サイズ
59
65
71
投影翼面積u
23.03
25.36
27.81
翼幅 m
10.33
10.84
11.35
最大コードm
2.46
2.58
2.70
アスペクト
4.63
4.63
4.63
機体重量 s
適正重量 s
75-90
90-105
100-115
飛行速度q/h
巡航飛行速度>40(50)
沈下速度
1.10
滑空比
>9.00
適正技能
XP
SHV
コンペティション
価  格
\530000
\535000
\540000
適正体重はパイロット重量+装備品+キャノピーの総重量
飛行速度MAXスピード( )内の数字はアクセル使用時の値
付属品:アクセレーターキット・カラビナ2ヶ・PGケース・インナーバック

MAXのSHVレポート

プロデザイン・マックスは、AFNOR(アフノアー)のコンペティションクラスで昨年6月末に登録されました。以下は公式レポートの内容の日本語訳です。お役に立てれば幸いです。

SHV テストリポート MAX59(ノーマル仕様)

  1. 最大飛行重量:95kg
    最小飛行重量:75kg
    パラグライダー本体重量:7.0kg
  2. テスト時使用ハーネス:プロデザイン社 JAM
    シートからカラビナまでの距離:40cm
    左右カラビナの距離:43cm
  3. テストパイロット:Claude Thunmneer
    テスト時飛行重量:92kg
  4. 最大最小速度(コントロールのみ使用)
    最大速度:37km
    最小速度:23km
    アクセレーター使用時:52km/h
  5. コントロールラインによるスピードレンジ:14km/h
    コントロール引きしろ:14cm
    (最小速度から最大速度を得るために必要なコントロールの引きしろ)
    アクセレーター使用による加速速度:+29km/h

MAX59 フライトテスト結果

  1. テイクオフ
    風をはらみ易く、たやすく揚力を発生し加速することができる。
  2. ランディング
    非常に良く、容易である。
  3. 速度範囲
    平均最大速度 37km/h
    平均最小速度 23km/h
  4. アクセレーターの使用
    最大速度において安定している。最大速度52km/h
  5. コントロールコードによる、コンスタントストールからの回復
  6. (=ディープスト−ルからの回復)
    非常に良い傾向を示し、キャノピー自体も回復する。
  7. Bラインを瞬時に戻すことによる、コンスタントストールからの回復
  8. (=Bラインストールからの回復)
    少々そのままに留まる傾向も示す。
  9. 旋回能力
    問題や欠点になる傾向は見られず容易であり、バンクをかけることも容易である。
  10. 操作性(急激なコントロールを伴うマヌーバー飛行)
    マイナスとなる傾向は見られず翼端が潰れた場合も容易に回復をする。
  11. ウイングオーバー
    敏感に反応し、容易にできる。
  12. 非対称潰しからの回復(ライザーを引き込むことによる)
    良い傾向を示す。(潰すことにより)ある一定のバンクをし回復のためのタックをして  旋回が止められる。回復のための旋回最大角度は180゜である。
  13. 非対称潰し後、ライザーを保持したままにした場合
    驚くべき回復性。機体自身が回復を示す傾向を示す。
  14. スパイラル後の360゜旋回を行った後の回復性
    安易に行え問題点が認められず、機体自身が安定をする。
  15. 注)フライトテストの項目で番号が飛んでいるのは、コンペティションクラスに義務付けら  れていない項目です。

SHV テストリポート MAX65(ノーマル仕様)

  1. 最大飛行重量:115kg
    最小飛行重量:90kg
    パラグライダー本体重量:7.2kg
  2. テスト時使用ハーネス:プロデザイン社 JAM
    シートからカラビナまでの距離:40cm
    左右カラビナの距離:43cm
  3. テストパイロット:Alain Zoller
    テスト時飛行重量:105kg
  4. 最大最小速度(コントロールラインのみ使用)
    最大速度:37km/h
    最小速度:23km/h
    アクセレーター使用時:53km/h
  5. コントロールラインによるスピードレンジ:14km/h
    コントロール引きしろ:14cm
    (最小速度から最大速度を得るために必要なコントロールの引きしろ)
    アクセレーター使用による加速速度:+30km/h

MAX65 フライトテスト結果

  1. テイクオフ
    風をはらみ易く、たやすく揚力を発生し加速することができる。
  2. ランディング
    非常によく、特に注意をはらうことはない。
  3. 速度範囲
    平均最大速度 37km/h
    平均最小速度 23km/h
  4. アクセレーターの使用
    最大速度時にも非常に安定し53km/hを記録。システムとして使いやすい
  5. コントロールコードによる、コンスタントストールからの回復
    (=ディープスト−ルからの回復)
    コンスタントストールを続けて起こさずキャノピー自身が自然回復を行う。
  6. Bラインを瞬時に戻すことによる、コンスタントストールからの回復
    (=Bラインストールからの回復)
    とにより安定し、より良い沈下速度を得ることができる。またライザーを通常の状態に戻すことで、通常滑空に戻りコンスタントストールの傾向はなくなる。
  7. 旋回能力
    非常に優れた運動性能を示し、簡単に旋回を行ないマイナス点は認められない。引く量に応じた性能を示す。しかし慣れが必要であろう。
  8. 操作性(急激なコントロールを伴うマヌーバー飛行)
    非常に優れた性能。コントロールにすぐ反応する。翼端が小量潰れることがある。
  9. ウイングオーバー
    引き込み側のコントロールラインは常に良い。重さがあり翼端の潰れは認められない。運動性能が高い。
  10. 片側潰しからの回復(ライザーを引き込んだ)
    簡単に自然に回復する。しかし反対側の翼端が小さな潰れを起こすことがあるが、余程強く潰さない限りは安定し、通常飛行を行うことができる。また潰しによる旋回は180゜から360゜以内である。その後スパイラルに入れた場合も、小量のコントロール量にて通常飛行に戻る。
  11. 片翼潰し後、ライザーを保持したままにした場合
    そのような状態において翼端は後ろになびく。反対側のコントロールラインを引き込むことにより直線飛行を行う。また、潰れた側のコントロールを数回引いたり戻したりすることにより、潰れから回復する。
  12. スパイラル後の360゜旋回を行った後の回復性
    その後、コンスタントストールに入る様な傾向は見せない。
  13. 注)フライトテストの項目で番号が飛んでいるのは、コンペティションクラスに義務付けられていない項目です。
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